女を幸せにしてくれるセフレとの恋愛

女を幸せにしてくれるセフレとの恋愛

その人に出逢ったのは仕事に行き詰って、生活もままならないような時期でした。
本職の保育士はやりがいという点では申し分ないのですが、保育士同士の人間関係、保護者との人間関係にいつも悩まされていました。
そういう時は可愛い筈の子どものグズリにもイライラしてしまうような……
せっかくやっと仕事が終わってもそんな自分を自己嫌悪してしまうのがきつくてスナックでのバイトを始めました。

 

はじめは良い気分転換になりお客さんとお友達になるのも新鮮でしたが、やがてそこでの人間関係にも行き詰ってしまい、
しつこく誘ってくるお客さんにもイライラし、でも昼も夜も人に笑顔でいなくてはいけない仕事なので本音を発散できず、
たどり着いたのがアプリでのお喋りでした。

 

悪口を書くわけじゃなくて、ちょっと愚痴るだけ、それも抽象的な言葉で……
でもそれに誰かがコメントをつけてくれて励ましてくれるのが何よりも嬉しくて支えになりました。
その中で毎日必ずコメントをくれる人がいて、すっかり親友のようになり、いつしか恋人未満の関係に。
兄のような、頼れる彼氏のような男らしいコメントにすっかり惚れ込んでしまいました。

 

身体をすぐに求めるでもない、
だからといって純なネタしか話さないのでもない、
言わない方がいいことはしっかり黙っておく余裕もあるし、きっと相手もそう。
すごく大人の恋をしている感じがして、自分が好きになっていきました。

 

彼から「ちょっと会ってくれない?」と声を掛けられたときは迷わずOKし、
都内のホテルのバーでゆったりと談笑し、12時ころタクシーで送ってもらって帰宅。
二度目のデートは私から誘って、私のお気に入りの夜景を見せました。
ふたりでいる時間に話す内容はたわいもないことだけれど、人生とか命とかについてもさりげなくアドバイスをくれて、
「この人がいてくれるから心強く生きていけそう」という安心感を持てました。

 

自分のルックスや仕事のスキルに神経質になっていた私を卒業させてくれたセフレ……
彼にもきっと私に言わない部分があって、私はまだ全部は知らないだろうと思います。
でもこの時代に生まれたからこそアプリがあって、
アプリがあったからこそ遠くに住んで身分も年収も全然違うセフレに出逢えて、
そういう現在に心から感謝しています。

 

うれしいな、ありがとうっていつも思うようになったら、いつの間にか仕事も生活もうまく廻るようになっていました。
恋って素敵、
とくに大人の安定した恋愛は女を幸せにすると思います。

 

 

東京都・20代後半・女性・保育士